日本では着物警察ってのがいるらしい。

日本を離れて15年。その間にいろんな新しい言葉が出てきて、ついていくのが大変です。

ちょっと前からですが着物警察呼ばれる方が居るとか居ないとか、そんな話をよくネットなどで目にします。

赤道越えたをメルボルンで15年ほど着物生活を楽しんでいますが、こちらではそのような警察にお会いした事は無いので普通の警察に駐車違反で捕まって涙を流しながら罰金くらいの苦い思い出しかありません。

しかしやはり日本に住んでいた頃、着物姿で街を歩いていると着物にブーツなどメインストリームでない着方をしていたと言うのもありますが、あからさまに指をさされたり、通りすがりのおばちゃんが「なんかすごいカッコしている!」などと聞こえるようにお話をされているのを耳にした経験したことがあります。

それだからといって自分の着方にある程度の考えがあってやっていた事でしたのであまり気にも留めなかったのですが、やはり着物を着始めてまだあまり自分のスタイルというものが確立する前の時点で同じようことを言われた方がいらっしゃるとしたら、それは結構心折れるんではないかなーと思うんですよ。

私は今オーストラリアで着物着て出かけることがありますが、どんな着方をしていてもゴージャス!と褒められるだけで、批判をされた事は無いのですが、やっぱりそれぞれの文化を尊重する国柄と言うものもありますし、着方にうるさい人がいないと言うのもやっぱり現実ではあります。

ではもし着物を着ていて着物警察に遭ってしまった場合、自分だったらどうするかな?と言うことをちょっと考えてみました。

まずその方が、その時洋服を着ていたにしろ着物を着ていたにしろ、「この人の着姿素敵!真似したいわ!」って思うようなお方でしたら、そのアドバイスをありがたく聞いておくのもいいかもしれません。逆にもしその方のその時の服が洋服にしろ着物にしろ自分のセンスと合わなかった場合・・(ぶっちゃけちょっとダサいって思っちゃった場合) 適当に「勉強になります」と流してその場を立ち去れば良いのではないかと思います。

着物警察と言うものも、調べてみたらわりと昭和の初期頃から形を変えて存在していたようで、ちょっと歴史が深いものではあるようですが、いつの時代でもどんなことにおいてもそう言った方たちは一定数出てくるのは自然なことかと思います。

フォーマルな席でない限りは、自分のために着ると言う形である程度プライドを持って生き生きと楽しそうに着ているのが1番だと思います。

洋服にしろ着物にしろ自分が大好きな服を着ているときは、自分に自信が満ち溢れていると思います。

ちなみに海外在住者は現地で着物デビューってのもアリだと思いますよ!最初はみんなに褒められると自信がつきます。こちらでは結構どんな格好でも褒められます 笑。そこで自信がつくまで練習してから日本で逆デビューってのもありかもですよ。

画像は、着物警察はペッパー警部みたいにこんなんだったら嬉しいなの理想画像。