メルボルンの夏と冬の夜の名物といえばQueen Victoria Night Marketです。
期間中毎週水曜日、午後5時から10時までQueen Victoria Marketで行われます。
平日の昼間はここはメルボルンの台所と言われ、たくさんの八百屋や肉魚、チーズなどが買えるマーケットですが、夜はガラッと雰囲気が変わってまさに縁日という感じ。
世界各国の料理の屋台がひしめき合い、ライブバンドの演奏、ストリートパフォーマーの演技、お土産に最適な雑貨屋さんなど、何時間いても飽きない観光名所でもあります。
私はここでもう何年も着物のポップアップショップを出しています。
ここではトラディショナルに着物を着たいと思っているお客はゼロ。ロングカーディガン代わりに着物を羽織ったり、壁にかけるためにと買い求められたり、着物スタイリストとしては、ここではどんな風にお客さんが着こなしているのか、着物を海外のファッションと融合させるにはどのようにしたら喜ばれるのか?ということを逆にお客さんから勉強させてもらえる絶好の機会でもあります。
そんなナイトマーケットですが、実は何年もここで働いている私だからおすすめできる、「ナイトマーケットの歩き方」があるんです。
今回はそれをご紹介します。
まず、入場は5時から、遅くとも5時半までには到着することをお勧めします。
車で来られる方はシティのラッシュアワー+駐車場でめちゃくちゃ混むので時間に余裕を持って家を出ましょう。特に小さなお子様づれの方はここまではマストです。
間違ってもお子様づれは6時以降に到着しないようにしましょう。人混みと待ち時間で絶対ぐずります。
そしてまず、メインエントランスから入って一番右のレーンがフードの屋台です。そこにダッシュして、お目当ての食べ物を見つけたら即ゲット。5時半前までだったら椅子に座って落ち着いてご飯が食べられると思います。6時以降はコンクリートの地べたに座るか食べ歩きになるでしょう。
まずここまでを必ず先に終わらせてください。
7時以降の食べ物ゲットはかなりの大混雑が予想されます。 覚悟してください。
お勧めの食べ物は?
全部美味しいのでもうなんとも言えません。でも一番最近食べたのはカキフライです。美味しかったです。
とりあえずお腹を満たしたら、次に先にトイレ、7時ごろからトイレもめちゃくちゃ混みます。待ちます。
ここも小さなお子様がいる方は時間に余裕を持ってトイレに行かせてあげてください。
そこまで終わってやっとゆっくりとナイトマーケットを楽しむ時間です。
真ん中のステージでは毎回いろんなアーティストのライブが楽しめ、人口芝生に座りながら音楽の世界に浸ったり、はたまた踊ったり。
みんな自由に音楽を楽しんでいる海外ならではの風景です。
メインエントランスから入って左手に行くとトイレがありますが、その付近の広場ではちょっと遅い時間から大人の雰囲気のライブ演奏が行われます。
冬のナイトマーケットはサイレントディスコというヘッドホーンをしながらみんなで踊って練り歩くスーパーパリピな大人気アトラクションもあります。
ひとしきりアトラクションを楽しんだ後は雑貨のお買い物。
うちの着物ショップに来て全ての財産を使って帰ってください。
・・と言いたいところですが、他にも素敵な店がたくさんありますのでお土産や自分へのプレゼントとして色々物色してみるのも良いかもしれません。メルボルンの有名ストリート名がついたフレグランスキャンドルなんて日本へのお土産に喜ばれそう。
夜もどっぷりふけて暗くなってきた頃、フード屋台とは全く反対側にある string bean alley 方面に行き、メルボルンの夜景をバックに映え写真を撮るのをお勧めいたします。
これらが私のお勧めコースです。
とにかく5時間じっくりいても飽きないナイトマーケット!
私なんか5年くらいいるもんね!
(使用させていただいた画像は Queen Victoria Night marketさんからのものです)Image resource: Queen Victoria Night market