紬の探求

色々整理してて、触った瞬間に「なーんかいい生地だなぁこれ・・」

と見入ってしまったデッドストックの紬生地

かなり古そうな感じではありましたが、未使用の状態なのもあってまだほんとに美しい張りがありました。

うっとり眺めてしばらく見ていると、ん?値札?付いてる?

んで値札が付いててまたびっくり、215000円?

いやよくよく見るとコンマの位置が違うよね・・。

2150円(0銭) まだ銭が通過として使われていた頃のものと思われます。

そっから探求の旅です。銭が通過として廃止されたのが1953年 第二次世界大戦が終わったんが1945年。ということは戦中もしくは戦前に作られた紬生地。産地は伊勢崎でした。

伊勢崎といえば銘仙 昭和初期に流行った銘仙もあるので紬も納得。

仮に1940年代に作られたとして、1946年頃の大卒銀行員初任給が220円 それの10倍?めっちゃ高いやん!

しかも電話番号2桁ってのもすごい!どこだ高森呉服店?!