娘の十三詣り

日本帰国中の我が家でありますが、なにやらかんやら、やる事多すぎで毎日バタバタしております。

この前いきなり「あ、娘数えで13やん!」と思い出し、こんな事なら彼女に着せようと思っていた振袖持って来ればよかったと大後悔、それよりそんなお参りいく時間も取れるかどうかの忙しさだったのですが、とりあえず今日、少し時間が空いたので先にオーストラリアへ帰る予定の娘のためになんとかお参りに行こうと義理の母と娘と私の3人で地元の小国神社へ参ってきました。

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ここは実は私たち夫婦の挙式した神社でもあります。

とりあえず着せられそうなもん探しから始まり、今回買い付けしておいた着物の中に彼女のサイズに合いそうな銘仙があったのでそれを前日に肩上げ、名古屋帯しか合いそうなものなかったので娘らしく乙女太鼓に仕上げ、お襦袢は実家にあったのを拝借、まぁあり合わせでなんとかなりました。

私もタレもん(てろんとした生地のいわゆる良いとこ着ていく着物)はオーストラリアから持ってこなかったのでさて困ったわと思っていたら、今回タイムリーに友人からいただいた小紋があったのを思い出し、あり合わせの織の名古屋帯でなんとかなりましたわ。

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土壇場で揃えた2スタイルですが、日本で親子で着物が着られていい思い出になりました。


都会的な紬スタイル

都会的な女性に似合いそうな着物スタイルです。

人はギャップに弱いと言いますが、普段スーツ姿でバリバリと働く女性が仕事以外で会った時に実は和服が似合う女とかよくないすか?笑

そんな女性の着物デビュースタイルとして、いきなりはんなりとした古典柄の着物だといつもの自分からかけ離れてしまってなんだか気後れしてしまうというなら、

モダンなデザインの大島紬なんていかがでしょうか?

大島紬は紬の中でも独特の上品な光沢があり、大人の女の演出にはもってこい、ここで注意したいのが都会的なスタイルにしたい時には花柄や絣っぽいものを柄を選ばずにジオメトリックなデザインを選ぶこと、帯もシンプルにして帯留めや帯締めでちょっとした華やかさを演出します。

衿はあまり抜かずにほんのすこし衿をのぞかせる程度にすると今風。


紬の探求

色々整理してて、触った瞬間に「なーんかいい生地だなぁこれ・・」

と見入ってしまったデッドストックの紬生地

かなり古そうな感じではありましたが、未使用の状態なのもあってまだほんとに美しい張りがありました。

うっとり眺めてしばらく見ていると、ん?値札?付いてる?

んで値札が付いててまたびっくり、215000円?

いやよくよく見るとコンマの位置が違うよね・・。

2150円(0銭) まだ銭が通過として使われていた頃のものと思われます。

そっから探求の旅です。銭が通過として廃止されたのが1953年 第二次世界大戦が終わったんが1945年。ということは戦中もしくは戦前に作られた紬生地。産地は伊勢崎でした。

伊勢崎といえば銘仙 昭和初期に流行った銘仙もあるので紬も納得。

仮に1940年代に作られたとして、1946年頃の大卒銀行員初任給が220円 それの10倍?めっちゃ高いやん!

しかも電話番号2桁ってのもすごい!どこだ高森呉服店?!

娘の卒業記念写真

最近では小学校の卒業式でも袴姿の子が多いと聞き、せっかく彼女のサイズの袴も着物も(着せる人も)ここに揃っているので、日本語学校の卒業式にせっかくだから袴で出れば?と数ヶ月前からオファーしていたのです。

担任の先生も袴姿で毎年卒業式に出席する先生なので、先生からも「一緒に着ようか?」と誘っていただいていたのですが、やはりこちらで袴姿で出る子はいなく皆さんもう2月から始まっているオーストラリアの中学校の制服を着て来る子がほとんどで、着たい気持ちとみんなと違うのが嫌な気持ちと最後の最後まで迷っているようでした。

私の子に生まれてしまったために、しょっちゅう実験台やモデルで協力してもらってる娘、無理やりその日も着てもらって着物が嫌になるのもどうかと思い、彼女が嫌なら着なくてもいい・・でも・・もしかしたら着たくなるかも・・と、いつ着たくなってもいいように当日に向けて着物と袴は用意しておいたのです・

前日そろそろ決めなきゃねと「何着るの?」と聞いたら母親に気を使いながらもやはりみんなと一緒がいいような顔をしていたので「じゃ、式は制服で出て、袴はお写真だけ撮ろうか?」と提案したところ、彼女の顔がパッと晴れたので「あ、解決した!」と思いました。

というわけで、私は日曜に撮影の仕事を終えて家に帰りすぐさま娘を着付け、家の中ではありますが簡単に記念撮影を私の趣味のフィルムカメラで収めました。こんな時でないと家族写真も撮らないので、セフルタイマーを使って家族写真も撮りました。

簡単ではありますが、いい思い出になったと思います。

娘の卒業式きものコーデ

romuji kimono and Black formal Haori style for my daughter’s graduation ceremony.

This blue Iromuji pattern is called “Tatewaku/Tachiwaki” this pattern is used since  Nara era (7C.) in Japan. This design looks like rising steam.  “Rising ‘ is one of good luck symbol in Japan.

And this Obi belt ’s triangle design is called “ Uroko” it means scales. Scales protect against bad lucks or misfortunes. This pattern has been used since B.C. so I assume it is one of very old pattern. It’s nice to learn old pattern meaning for kimonos.

先週末は娘の日本語補習校の卒業式でした。日本の昔ながらの卒業式に式中何度泣きそうになったことか・・笑

オーストラリアの現地の学校はあっさり楽しくパーティーして終わってあまりにも普段通りにスタートするので日本人の私としては「え?何もないの?」とかちょっと物足りなくなっちゃいますねぇ・・

やはりああいう厳かな式はいいですわ。

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というわけでこの日は色無地に黒羽織姿で行きました。 

色無地の地紋は立涌模様、立ち上る湯気をデザインした模様は吉祥模様の一つです。 この模様はシルクロードを渡って日本には奈良時代くらいからあるようです。

そして袋帯は鱗模様。鱗が悪いものから守ってくれるという意味でこちらもいい模様。こちらはもっと古くて弥生時代からあるとか。

こんなに古くからあるデザインなのに、今にも通じるモダンなデザイン。ほんとすごい・・・文様おそるべしですよ

あ、余談ですが、鱗模様は女の心に住む鬼を戒めるための模様でもあるそうなので、夫婦喧嘩が勃発しそうな時はこの模様のもの身につけましょうか?笑

立涌模様に「成長」と鱗模様に「厄除け」を願ったシンプルだけど子供を見送る母としてはいい感じにできたと思います。やはり色無地最強や!

んで卒業式終わって二次会のトランポリンプレイセンターへはいつもの洋服に着替えて行きました。

はじめに

こんにちは、オーストラリア、メルボルン在住Kimono StylistのSala  です。

ブログは今までインスタグラムそのまま移したページがありましたが、今回ちゃんと独自のブログを持とうと思ったきっかけは、やはりインスタグラムだけでは伝えきれない説明など、ブログの方がそういう時に便利なんではないかと思ったわけでして。

とりあえず自分が何者かという説明をしておきます。

Kimono Stylistではありますが、結婚式や記念撮影などの着物の他装の他にも色々やってます。

メディアなどのためのモデルさんの特殊スタイリングや個人のスタイリングアドバイス。着物レンタル、着物販売、ワークショップなどなど・・とりあえずここメルボルンでkimonoって言えばこいつに聞いとけ的になんでも来ます。

半分以上多分日本にはない感じの仕事内容でして、

日本の今あるガチな和装の形を求めているわけでない人も少なくないのでその辺は柔軟に対応してその方の求めているスタイリングがなんなのかお客様に対応しながら進めていきます。