SNSを仕事に取り入れよう!

ぶっちゃけ言いますが、私は特に際立って着物着付け技術が凄くある訳でもありません。何の資格も持っていません。もちろん着物の着付けをビジネスにするには大丈夫な着付けレベルかとは思いますが、はっきり言って神レベルに帯アレンジが上手な方、神レベルに着付けを上手にみんなに教えられる方、神レベルに1ミリの狂いもなく、シワもなく着付けられる方がいらっしゃいます。でも私は残念ながらそこまでではありません。よく言えばまだまだ色々伸び代はあると言いますか、不完全なところが沢山あリます。

でも1つ自慢できることがあるとすれば、この着物ビジネスを始めてから約4年間、毎日最低1つインスタグラムに写真を投稿するのを4年欠かしていないということだけです。 本当にこれだけです。あとは大した事ありません。

それだけを4年していたら、ここオーストラリアでそこそこ着物ビジネスでやっていけるまでになりました。 仕事関係の人の繋がりもやばいくらいできました。

で、何か言いたいかと言いますと、何か好きな事を仕事にしたい方はそれのアウトプットをすることがとても大事だよという事です。私は自分のビジネスを始めるにあたってビジュアルでアピールが一番合っていると思い、インスタグラムを活用することに決めた時、今までの個人的な写真はほとんど消しました。上手に出来た手作りスイーツ、美味しかったレストランでの食事、子供とのたわいもない日常の写真、全て消しました。そして投稿する写真は全て着物か着物に関するもの、というざっくりとしたテーマを決め、1日1投稿を始めたころ、数か月でインスタフォロワーが200ちょっとから1000ちょっとに一気に増えました。

そのへんで今まで友達などとの繋がりのだけに使っていた SNSの活用法が私の中で一気に変わり始めました。

「こんなタダで自分のビジネス世界に広めるチャンスがあるもの、使わな損やん・・」

そう、有料広告は別として、インスタグラム、 Youtube, ツイッターなどなど、これは目に止める価値があるものと認識されれば皆に平等に誰でも世に出るチャンスはあるのです。自分のセンスと行動と頭脳だけで挑めるなんてなんて良い世の中でなったんでしょうね。

特にここオーストラリアは自分のインスタアカウントは自分の名刺のような位置付けです。特にクリエイターにとってはそのまま自分の世界を一瞬で証明するようなポートフォリオのような役目を持っていて、まずお互いがクリエイターとわかったら「What’s your Instagram?」となるわけです。作品を見ればその人間がどんな世界観を持っているのかが一目瞭然だからです。

これは私も同感で、厳しい言い方かもしれませんが、ビジュアルに関係した仕事をしたいと言いながら、インスタグラムが非公開だったり、全く関係のない写真ばかりが投稿されているアカウントだと「本当にやる気あるのかなこの人・・」とちょっと思ってしまったり。私はビジュアルに関係する仕事はある意味インスタグラムは履歴書より大事だと思います。

別に誰もかれもが仕事に関係した投稿をした方がいいというわけでなく、プライベートと仕事のアカウントはできる限り分けることをお勧めしたいということです。

仕事を依頼したい会社はぶっちゃけ貴方が昨日カフェで飲んだコーヒーのラテアートの美しさには興味ありません。(バリスタ関係者除く)

貴方が見た夕焼け雲の美しさにも興味がありません。(気象予報士除く)

興味があるのは、貴方がその仕事のプロとしてどう自分の会社または個人クライアントに貢献してくれそうか?という写真だけです。

なのでぜひ何か好きなことを仕事にしたい方でインスタグラムを活用したい方は、ビジネス専用アカウントを作り、架空でいいので顧客にしたいクライアントを想像しましょう。

かなり具体的に、年齢も性別もかなり具体的に。

例えば、私の七五三特別イベントの最初のアイデアの架空の顧客は

メルボルン在住の日本人お母さん、推定35歳 ファションもおしゃれで子供さんはオーストラリア人と日本人のハーフちゃん または日本人。

こんなお母様が望む自分の子供さん達の七五三の写真はどんながいいだろうかな?というイメージからどんどん膨らみ、可愛いハーフちゃん姉妹にモデルをお願いして「メルボルンの素敵な風景とともにアンティーク着物で七五三の写真はいかがですか?」のコンセプトで 明るいイメージで素敵に写真を撮ってくださるRina Smile Photography   さんの協力でコラボイベントの宣伝写真を撮りました。今ではそれから5年目ですがが毎年一番の大人気イベントになっちゃいました。

というわけで、是非、自分の得意分野で活躍したい方々、自分の持ち味をアピールできるSNS、動画配信などを見つけて猛烈アピールすることをお勧めいたします。途切れ途切れでなく、できるだけいつでもフレッシュな投稿をお届けすることで絶対いつか素晴らしい世界が開けて来ると思います。上手に越した事ないですが、下手でもいいから投稿しないより「こいつ、今でもやる気だけはあるんだな」ってのがアピールできます。やっぱり嫌なら次の投稿の時に消せばいいだけの話です。いつでもフレッシュな投稿があるのも大事な事です。

私も今まで以上にもっともっと素晴らしい世界が広がるように投稿していきたいと思います。