ロックダウン中の制作作業

3月の中盤よりオーストラリアのビクトリア州がロックダウンいたしまして早1か月以上が過ぎました。

着物業など生活に絶対必要なものでもないしであっという間に仕事もなくなり、ほとんど無職になりました!

食料などの必要なものの買い出しや、エクササイズ目的以外は外出を禁じられ、家族や同居人以外で3人以上で会うことも禁じられ人と会うこともできなくなってしまいました。違反した場合には日本円で10万円くらいの罰金になってしまうのでかなりシビアです。

学校もオンラインでの授業が開始され、子供達とだいたい家で過ごしています。

ずっと家にいてストレスもたまってくる頃・・と言いたいところですが、もう毎日が楽しくて仕方ありません。

だって家で好きなことだけに没頭できるんです。

お金の心配はややありますが、長期の家族旅行に出かけていると思考をチェンジしたら毎日家族でゆっくりコテージにでも滞在している気分で家を楽しむホリデー!と思ってそうなったら旅行中って収入ないのが普通だよね?ホリデーにしか楽しめない事たくさんするぞ!って気分で毎日過ごしております。

イライラ過ごしていたって、楽しく過ごしていたって、どっちにしろ現状出かけられないし、仕事もないんだから楽しく過ごさなきゃ損でしょ?てな感じです(子供達はどう思ってるか知らないけど 笑)

とりあえず今は自分のホームページの内容ををアップグレードするためにレンタルリストの着物のスタイリングを考え直したり、写真を撮り直したりしています。

ロックダウン前に買っておいて正解だったもの、それは3歳サイズのトルソー。

着物を床に置いてスタイリングを考える2Dとトルソーに着させて考える3Dとでは3Dの方が何十倍もイメージが広がる!

そしていつかまた再開できた時の七五三イベントのために被布も3着作りました。仕事の予定もないし、子供の送り迎えの予定もないので1日中制作に没頭できるなんてなかなかそんな機会ないですよ!

まず最初に男児用水玉被布、

モダンな着こなしご希望な方にぴったり。次におよそ100年前の黒留袖をリメイクした作った黒被布

 房はまだ買いに行けないので私のピアスのタッセル乗せてるだけです。なかなか日本であってもここまで素敵な留袖に出会う事もないので超自慢の逸品です。

生地はまだしっかりしてたけど、糸はもう流石に100年も経ってるとぶちぶち切れてて、それを解いて中にびっしり綿貼ってあったからそれも出して、水通ししてアイロンかけて仕立ててでなかなか大変だったわ・・

でもそれだけ頑張った甲斐はあるわ。

そしてユニセックスなベルベットの被布。こちらもアンティークの着物によく似合います。

あー!なんて可愛いんでしょう!(自画自賛)

そうそう、私個人的なご提案なのですが、3歳の時には是非被布をお勧めいたします!

といのは着ている時にお子様が楽なのが帯姿よりも被布姿だからです。3歳と言いますとまだまだ場所見知り、人見知り、いやいや期 などと色々ある時期です。その頃は帯より被布の着替えがパパッと済みますし、お子様の不安も多少軽減されるかと思います。

3歳男児に至っては袴は窮屈で動きにくく、多少着替えに時間がかかるため、普段の生活にない事に対するお子様の不安が多くなる可能性がありまして、お子様がなるべく笑顔でいられるようにと被布姿に限らせていただいております。 

3歳の袴はないんですか?と聞かれることもあるのですが、ごめんなさい、実はそういう理由からなのです。屋外でのロケーション撮影ですとスタジオ撮影と違い、長時間着ていないといけないという要素もありまして、なるべくリラックスできる衣装で多少暴れても大丈夫な被布をお勧めしている次第なのです。でももしご自宅など屋内の撮影でお子様もあまり不安がらない感じでしたら3歳の袴もご相談していただければ用意できますのでその時はご連絡ください!

でも逆に考えれば5歳や7歳のお祝いではもう被布を着ることは出来ません。この幼い時のお祝いの時にだけ見られる可愛い被布姿、是非楽しんでください!

最後に可愛い師匠の被布姿